感じたことを表現する
五感に対して敏感な人ほど感性の豊かな人で、
感じたことを的確に表現できれば、聞き手を飽きさせることはない。
生まれながらにして、感性の豊かな人もいれば、環境によって培われる場合もある。
五感が研ぎ澄まされてくると、いままで見過ごしていたことに気づくようになる。
感性を磨く最もよい方法は、一流の物や作品に触れることである。ともかく、
よい作品を鑑賞しそれから受けた感動を、一人心の中にしまっておかないで言葉に出す。
はじめのうちは的確な言葉が見つからないかもしれないが、それを繰り返してだんだん語彙も豊富になってくる。
口数の少ない人は、心豊かである場合が多い。
人より研ぎ澄まされた感性がある分だけ、表面的な会話を苦手とするのである。
そうした人は感性を大事にしながら、感じたことを出し惜しみしないで言葉にしよう。
たとえば友達とレストランに入ったようなとき、気づいたことを言葉で表現してみる。
「このテーブルクロスなかなかしゃれてるね。この薄い赤と緑のストライプが心をなごませるね」
言葉での表現は訓練によってめきめき上達する。
最初は気恥ずかしさも手伝ってうまくいかないかもしれないが、
慣れれば平気で口にできるようになる。感性を働かせることにより言葉がより鮮明になる。
少なくとも、テレビでの旅行番組で「ワー素敵」「感動して言葉になりません」
とお決まりのセリフでやたらとはしゃぐレポーターのようにはならないことである。
「何がどう素敵なのか」「どうして言葉にならないのか」を伝えないことには感性を表現したことにはならない。
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