話題に詰まったときの魔法の呪文
会話の途中で急に話題が途切れるときがある。
その場の空気が重くなり、「何か話さなければ」と気持ちがあせる(「間の恐怖」)。
こんなときに話し上手と話し下手で大きな差がつく。
話し慣れている人は、さりげなく新しい話題を提供し、
その場をうまくとりつくる。話すことを苦手とする人は、
「間」が生じたときにそれを埋めるのに苦労する。
せっかく相手とうまく会話ができ、打ち解けられるかと思っていたら、
急に話題が途切れお互い目をそらし合う気まずい空間が流れ、
元のしらじらしい関係に。こんなとき、あせればあせるほど頭がパニックになって、
何の話題も思いつかなくなるものだ。そんな時間を防ぐいい方法は、
自分の定番の話題を事前にもっておくことである。
体験談でも本でも映画でも何でもいいから、
誰でもが「へぇー」と興味をもつ話題を用意しておけばよい。
ただ、同じ人にいつも同じ話題を振るわけにはいかない。
そこで役に立つのが、古典的だが「キドニタチカケセシ衣食住」である。
キ……気候(天気)−老若男女を問わず最もポピュラーな話題。
ド……道楽(趣味)−共通の趣味をもつときはこれが話題の中心に。
ニ……ニュースービジネスマンなら今日の株価や円相場など。
タ……旅(旅行)−自分が行った話でも相手が行った話でもよい。
チ……知人(友人)−共通の友人・知人があればその人の近況、消息を。
カ……家族−ただし相手のプライバシーを侵すような質問はしないこと。
ケ……健康(スポーツ)−野球選手の話題になると比較的多くの人が雄弁になる。
セ……セックスー男同士ならこれもアリか。
シ……仕事−アフターファイブでアルコールが入るとこの話題は無尽蔵。
衣……服装−「最近の若者の服装にはついていけませんねぇ」とか。
食……食事−隠れた名店情報なら相手は身を乗り出してくる。
住……住居−「お住まいはどこですか?」はつなぎの話題の定番である。
日常生活における話題の大部分はこの中のどれかに当てはまる。話題が途切れたら、まずこの「キドニタチカケセシ衣食住」を思い出す。そこから筋道をたどっていけば、必ず何かその場をしのぐ話題が見つかり、気まずい時間を過ごさずにすむはずである。
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